糸を束ねて、長い一枚の生地の形に整える工程です。
縦糸180m 5120本の糸で男巻きを作ります。
織機で荒く仮織も行います。
捺染するための色を作るために、染色用ノリに染料を混ぜて色を作る工程です。
調合した染料を使って、仮織された糸に捺染をして、織物の柄を作ります。
染める糸の長さによって染料の量が決まります。
①の工程で仮織した男巻きに、型を使い1色ずつ捺染していきます。
染めるデザインの色の数だけ型があります。
男巻きの糸を20m台に乗せ、型に染料を混ぜたノリを流し色ずけしていきます。
180m色ずけしたら圧力釜で蒸して、色を定着させて完了です。
捺染した糸を本織していきます。
捺染してノリがついている糸をほぐしながら、仮糸を抜きながら織ってゆくことから『ほぐし織』と言われるようになったそうです。
織った生地を溶液で洗い、余分な染料を落とす工程です。
撥水加工やUV加工を施すこともできます。
(写真は無地の生地です)
天野商店では25mずつカット包装して完成です。
できあがった生地は、傘になったり、カバンになったり様々なものへ生まれ変わっていきます。