ほぐしおりの流れ

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ほぐしおりの流れ

  1. 糸の整形

    糸を束ねて、長い一枚の生地の形に整える工程です。
    縦糸180m 5120本の糸で男巻きを作ります。
    織機で荒く仮織も行います。

  2. 色の調合

    捺染するための色を作るために、染色用ノリに染料を混ぜて色を作る工程です。
    調合した染料を使って、仮織された糸に捺染をして、織物の柄を作ります。
    染める糸の長さによって染料の量が決まります。

  3. 型染め

    ①の工程で仮織した男巻きに、型を使い1色ずつ捺染していきます。
    染めるデザインの色の数だけ型があります。
    男巻きの糸を20m台に乗せ、型に染料を混ぜたノリを流し色ずけしていきます。
    180m色ずけしたら圧力釜で蒸して、色を定着させて完了です。

  4. 織り

    捺染した糸を本織していきます。
    捺染してノリがついている糸をほぐしながら、仮糸を抜きながら織ってゆくことから『ほぐし織』と言われるようになったそうです。

  5. 生地の整理(加工)

    織った生地を溶液で洗い、余分な染料を落とす工程です。
    撥水加工やUV加工を施すこともできます。
    (写真は無地の生地です)

  6. 生地の完成

    天野商店では25mずつカット包装して完成です。
    できあがった生地は、傘になったり、カバンになったり様々なものへ生まれ変わっていきます。