傘教室

　　都留市の若い方はこの地方がかつて織物の街であったことは知らない方が多いのではないでしょうか。 郡内織をより多くの人に知って貰いたい、使ってもらいたい。との思いから、自分で傘が作れたらと思い、六年前に傘教室(東京)に通い始め今日に至っております。傘作りは奥が深く、何本作っても全く同じ傘はできません。ここで織られた生地で傘を作れることに幸せを感じながら、一本一本心をこめて丁寧に作っております。
      今日では、傘作りを担っている職人は高齢化が進み後継者不足になっております。傘作り教室を行うことで傘作りに興味を持ち、傘作りの担い手になりたいと思う方が出てくれたなら嬉しく思います。
      昨今SDGs(持続可能な開発目標)を耳にされますが、この目標の中にリサイクルの推進の項目があります。傘の年間消費量は1.3億本にのぼります。ファストファッションの流行で使い捨てにされる傘も少なくありません。良いものを長く使う生活を始めてみませんか。